アケボノアゲハ 学名 : Atrophaneura horishana

年1回の発生で6月から11月まで見られます。尾がなく、後翅裏の外側半分近くを覆う赤色が特徴です。台湾の固有種で、1000m以上の高地に分布しています。♂は翅色が黒く、♀は灰色がかっていることから、遠くからの識別も可能です。

分布distribution : 台湾固有種Taiwan endemic

亜種spp : なしNo
食草food plant : ウマノスズクサ属Aristolochia shimadai

メモmemo : 台湾の固有種、かつ天然記念物として採集すると30万くらいの罰金が課されるそうです。いまだに台湾で蝶の採集をする人は注意しなければいけません。尾がないので、ジャコウアゲハ属Atrophaneuraとは俄かに信じがたいですが、そのふわふわとした優雅な飛び方や体側の赤色を見ると納得できます。オスの背面はワタナベアゲハPapilio thaiwanusのように黒色で、メスは灰色っぽい色に黒斑があります。オス、メスともに後翅腹面には印象的な紅色が目立ちます。
2018年8月にこの蝶の産地として有名な翠峰を訪れ、たくさんの個体を観察できました。花を訪れていたのはオスばかりで、メスは森の中を飛び回っていました。

観察記録record page :
               2018年8月17日 台湾翠峰Cui Feng Taiwan

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