ヒメウスバシロチョウ 学名: Parnassius stubbendorfii
(パルナシウス ストッベンドルフィー)
年1回5月から6月に発生します。近縁のウスバシロチョウParnassius citrinariusより寒冷地に広く分布します。生息地が重なることも多く、♂は襟巻きがシルバーなので容易に区別できますが、♀はウスバシロチョウと同じ黄色なので、交尾嚢などの確認が必要です(ヒメウスバシロチョウの交尾嚢は腹部全体にかかるほど大型です)。亜種sppは数十種類に細かく分けられています。
分布distribution : アルタイ~中央シベリア、 シベリア~サハリン、クリル諸島、モンゴル~中国~北朝鮮、アムール、日本 Altai - C.Siberia, S.Siberia - Sakhalin, Kurile Islands, Mongolia - N.China - N.Korea, Amur, Japan
亜種spp : 北海道亜種hoenei 利尻島亜種tateyamai など多数
食草food plant : ケマンソウ科Corydalis sp
メモmemo : 2015年に蝶探しで北海道を訪れて、はじめてこの蝶に出会いました。♂は体が灰白色なのですぐわかりますが、♀は首が黄色なのでウスバシロチョウかもしれません。大きさがエゾシロチョウと同じくらいなので、飛んでいるときどちらなのか判断できないこともあります。
観察記録record page :
2015年6月29日 北海道愛山渓Aizankei Hokkaido
2015年7月20日 北海道層雲峡Sounkyo Hokkaido
2015年7月21日 北海道丸瀬布Maruseppu Hokkaido
2017年6月23日 北海道愛山渓Aizankei Hokkaido
2018年6月16日 北海道阿寒湖Akanko Hokkaido