タイワンジャコウアゲハ　学名 : Atrophaneura impediens / Byasa impediens

台湾の固有種で年3～4回ほぼ通年見られます。後翅全体が細長く薄紅色の斑紋の一つ一つが大きいのが特徴です。ジャコウアゲハ同様に体内に毒素を蓄えていて、外敵に襲われることがすくないため、飛び方は緩やかです。♂より♀のほうが後翅の薄紅紋が大型で前翅に丸みがあります。

分布distribution : 台湾固有種Taiwan endemic

亜種spp :　No
食草food plant :　ウマノスズクサ属Aristolochia

メモmemo :　2018年7月に最初に遭遇したときは、素早くてなかなか写真を撮ることが出来ませんでした。8月にもう一度訪れたとき、大型のメスを間近に観察することができました。見慣れているジャコウアゲハA. alcinousに比べて後翅がかなり大きく、アンバランスな印象を受けました。しかし堂々としていて、存在感のある素晴らしい蝶です。図鑑等ではジャコウアゲハより小型となっていますが、実際にはかなり大きな印象を受けました。個体差によるものかもしれません。

観察記録record page :
　　　　　　　　　　　　　　　2018年07月02日　台湾牛伯伯安康胡蝶園/Ankang Ecology Park Taiwan
　　　　　　　　　　　　　　　2018年08月20日　台湾牛伯伯安康胡蝶園/Ankang Ecology Park Taiwan