ウスバシロチョウ 学名:Parnassius citrinarius
(パルナシウス キトリナリウス)

年1回5~6月にみられます。長くP.glacialisの亜種とされてきましたが、最近独立種P.citrinariusとされました。寒冷地では透明部が黒ずむ個体がみられます。ヒメウスバシロチョウParnassius stubbendorfiiによく似ていますが、少し大きめで、♂♀ともに首のあたりに黄色の毛が目立ちます(ヒメウスバシロチョウの♂はこれが灰白色です)。

分布distribution :  東中国、韓国、日本 E.China, Korea, Japan


亜種spp : 原名亜種citrinarius 日本四国亜種shikokusensis
食草food plant :  ケマンソウ科ムラサキケマン、エゾエンゴサクなど Corydalis ambigua, C. incisa, C. decumbens, C. remota

メモmemo : 1965年5月25日に東京都の御岳で出会ったのが最初です。それからちょうど50年後の2015年5月25日に長野県の扇沢で再会しました。アゲハチョウの仲間なので、ウスバアゲハと呼ぶのが正式かもしれません。飛び方は緩やかですが、なかなか止まらなかったり、止まっても近づくとすぐに逃げてしまったりで、なかなかいい被写体にはなってくれません。

観察記録record page :
               2015年5月25日 長野県扇沢Ogisawa Nagano
               2016年5月15日 長野県北相木村Kitaaikimura Nagano (牛臥山の帰路、道路脇での撮影です)
               2016年5月29日 山梨県本栖Motosu Yamanashi
               2016年6月12日 長野県北相木村Kitaaikimura Nagano
               2017年5月28日 長野県南信濃Minamishinano Nagano
               2017年06月27日 北海道積丹・千歳 / Shakotan&Chitose Hokkaido
               2019年4月16日 蝶の里公園Tyounosato Park Ranzan Saitama

2015年5月25日 長野県 扇沢2015年5月25日 長野県 扇沢2015年5月25日 長野県 扇沢2016年5月29日 山梨県 本栖2016年5月29日 山梨県 本栖2016年6月12日 長野県 北相木村2017年5月28日 長野県 南信濃2017年6月27日 北海道 千歳2017年6月27日 北海道 千歳2017年6月27日 北海道 千歳2017年6月27日 北海道 千歳蝶の里公園 2019/04/16 Ranzan Saitama, Japan蝶の里公園 2019/04/16 Ranzan Saitama, Japan