Anthocharis cardaminesクモマツマキチョウ

クモマツマキチョウ　学名：Anthocharis cardamines
英名：Orange Tip

分布distribution : Europe, Middle East, China, Japan
亜種spp : cardamines (EU)　progressa (Altai, Sayan, Transbaikalia, Xinjiang)　septentrionalis (Far East)　phoenissa (Kopet-Dagh)　alexandra (Tian-Shan, Ghissar, Darvaz, Alai)　koreana (Amur, Ussuri)　kobayashii (Sakhalin)　isshikii (Japan北アルプス)　hayashii (Japan南アルプス)　callisto (Tadjikistan)
食草food plant : Cruciferae , Thlaspi arvense, Barbarea vulgaris, Isatis tinctoria, Rorippa islandica, Capsella bursa-pastoris, Cardaminopsis suecica, Turritis glabra [SPRK], Cardamine , Turritis , Sisymbrium , Brassica campestris　アブラナ科、ミヤマハタザオ、イワハタザオ、フジハタザオ、ジャニンジンなど
メモmemo : 　日本では高山蝶として貴重な種ですが、世界的にはユーラシア大陸に広く分布しています。
・北アルプス亜種（isshikii）
子供の頃から憧れの蝶でした。50年のブランクの末、蝶探しを始めるのに最初に選んだ蝶です。長野県の扇沢に出かけ、初めて出会いました。交尾中のペアも見つけて写真をとりましたが、このペア、全く離れる様子がなく翌日の朝までそのままでした。♂には印象的なオレンジ色がありますが、♀にはありません。
・ヨーロッパ亜種(cardamines)
スイスアルプスのアルメントフーベルからミューレンに下る途中、森林地帯に入る少し手前で見つけました。この蝶は春の蝶というイメージがあって、7月の出会いは全く予期していませんでした。花から花へと優雅に飛び回り、それを必死に追いかけました。その後、春のスペインではたくさん見ることが出来ました。